丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

利益はファンにも 曲の価格が人気で決まる「Amie Street」 - ITmedia ニュース

今までは良くも悪くも聴かなきゃ良し悪しが判らなかったから、なんぼかは製作者の手元へお金が流れた。このサービスは、これが全く流れなくなるということだ。
いいものを作れない人は趣味でお流しいただくか場外へお出でいただくかのどちらかだけという環境になっていくことを暗示する。
んー、そうすると良貨が悪貨を駆逐する環境になるという、聞き手には嬉しい時代だ。だけど、制作者泣かせの時代だろうな。
いいものを作るにはそれなりに時間をかけなきゃいけないが、時間をかけてもいいものが作れなかった人は生活の糧が得られない。でも時間をかけた分、本業以外のことには打ち込めない。一人暮らしだったり一家の稼ぎ頭を期待される身分だとしたら餓死は確定ですな。
この仕組み、悪いとは思えない。それは、世間で大多数を占める聞き手側にとって得る物があるから。ただ、お金を得なくても生活していけるという社会の仕組みと併せて実現しなきゃ、いい方向に向かうとは思えない。
どうすればいいんだか。