丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

NAS設営の顛末

いやあ、てこずった。何にてこずったか分からなくなるほど色々あった。接続までは軽々とできたんだけど、その先が、ね。

ログオン名変更

そもそもは

  • ログオンしたら必ずIDとパスワードを尋ねられる

という現象を避けようとしたところから始まる。
パソコンを扱えるといってもまだまだ疎い母親にこれは結構なハードルだ。Windowsの共有フォルダみたいに何もせずとも見られるようにせにゃならん。
IOデータのサイトでマニュアルを読むに、

  • ユーザーに、マシンにログオンする際のユーザー名とパスワードを指定

こうすれば出なくなるようだ。ただ、ネックがあった。

指定できるユーザー名は英数字のみ

Windowx XPのユーザー名を日本語にしてたことを初めて悔いた。なんとか現状でできないか、試しにコンピューター名を指定してみるも惨敗。
仕方なくユーザー名を横文字に直すことにした。色々とネットをあさって見つけたのがここ。

ここに書いてあった手引きにしたがって変更。プロファイルをまるごと写すだけあってこれにかなり時間がかかった。自分だけで1GBもあったのかよ。そして、母親分のユーザー名も日本語だから、同様に処置する。

Outlook Expressの罠

さて、上述の手引きを読むに、Outlook Expressのデータだけはどうやら写されないらしい。謎すぎる仕様だ。
うだうだ言ってもしょうがないから、higaitaisaku.comからWindows処方箋のページへ飛び、当該の手引きを見ながら処置する。
が、手引き通りにインポートしてもインポートされない。何故だ。
MS公式を見ても同様の指示しか書いてない。

問題箇所


手引きだと、ここは「すべてのフォルダ」を選べとのことだが、私は「選択されたフォルダ」を選んで各トレイを選ぶとインポートできた。
"各トレイ"ということはこの作業を数回繰り返したってこと。
何故一括でインポートできなかったろうか。数千通もあるとだめなんだろうか。原因はよく分からない。
とにかくこれにてプロファイルの写しは完了。

見たことあるサイトだった

Windows処方箋ってまだサイトは残ってたのね。Windows 98の頃にはずいぶんお世話になったサイトです。2004年で更新を終えられたということで、時代の流れを感じます……。

フォルダが消せない

さて、ログオンユーザーごとにフォルダをこさえたところで、NASを接続した当初に共有フォルダへ放り込んだファイルを各人のフォルダへ移す作業を始める。
が、移せないフォルダがある。削除すらできない。「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」というエラー表示が出る。
こういう場合、通常はコマンドプロンプトから問答無用で削除できる。が、ここはネットワーク上。通常のdelコマンドじゃ利かない。

パスワードを問われても

ネットワーク上の資源へ読み書きしに行くには、net useコマンドで当該の資源へ接続する。
だけど、

パスワードなんて設定した覚えは無いんだけど、どうしよう。
結局ここで躓いて、挫折。


じゃあ、どうするか。
このページを眺めててふと、ファイルの末尾に空白やピリオドが含まれるとしたら、エクスプローラで試しにフォルダ名を変えてみたら挙動が変わるかも、と思った。
やってみたら、何も無いと思ってたフォルダ内に次々とファイルが現れた。この状態でフォルダを移してみるとすんなりといった。
今までの苦労はなんだったんだ!
まさかこんなにすんなりいくとは思わなかった。いやあ、やってみるもんだ。

現状

目下ファイルの整理中。これが終われば、次は配線だ。特に電源。
ケータイ充電器を挿すところに今挿してあるから、どこか別のところから100Vを持ってこなきゃならない。
うーん、これ以上の蛸足は控えたいし、どうしようか……。