Thunderbirdで同一アカウント・複数送信サーバーからメールを差し出す
前回の日記で、SMTPサーバーだけISPのものにすれば、差出人偽装にならずにメールを差し出せて送信済みメールはGmailに保管できるということを紹介した。ただ、この手法には1点問題がある。
Gmailアドレスで送れなくなるということ。
通常のメーラーだとIMAPサーバーとSMTPサーバーは対にして設定する。この場合だと、逆にGmailのSMTPサーバーを指定できないから利用できなくなる。
大抵のメーラーではIMAP/POP3サーバーとSMTPサーバーを一緒に設定する
Thunderbird
Mozilla Thunderbirdは、池辺の確認する限りNetscape Communicatorの頃からSMTPサーバーを別画面で設定するという一風変わった仕様となっている。池辺はNetscape Communicator 4.7でこれを見た覚えがあるが、もっと前からかもしれない。
さすがにあの頃みたいにSMTPサーバーがメーラーで一つしか設定できないという仕様は改善された。ただ、設定画面は引き続き別々となっている。このことが影響してか、逆に一つのアカウントに対してSMTPサーバーを複数設定できるようになっている。
設定方法
この手法で、主としてプロバイダーのメールから、副としてGmailから送れるようになる。
3番目についてはThunderbirdの設定画面を見るのが一番理解が早いと思う。赤枠のところでSMTPサーバーを別途指定できるので、プロバイダーのものに変える。
4番目については、橙色枠の「差出人情報を管理」から追加作業を行う。
このボタンを押すと差出人一覧が現れるから、「追加」をクリックして追加作業を行う。
このようなウィンドウが現れるから、Gmailのアドレス、GmailのSMTPサーバーを指定して「OK」ボタンを押せば完了だ。
メール作成画面でGmailのアドレスも現れるようになり、GmailのSMTPサーバーから送信されるようになる。
まとめ
癖があって決してオーソドックスとは言えないThunderbirdだけど、こんな突っ込んだことをやる際にはすごく助かる!