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丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

上州の旅(3)

  1. その1(野反湖)
  2. その2(草津温泉)
  3. その3(品木ダム)
  4. その4(富岡製糸場
  5. 番外(通信環境の件)

品木ダム編

このあいだデイリーポータルZでこんな記事を見つけた。

温泉が流れる川というのも意外だったし、中和目的のダムが日本唯一というのも気になった。行こうとしている場所に近いというのもあって、寄ってみることにした。

水質管理所


上の記事に出ている「環境体験アミューズメント」のある品木ダム水質管理所に行ってみた。記事を読んでいただければ分かるとおり水質の調査ができたり実際に中和剤(石灰ミルク)を投入するところを眺められたりするわけだけど、どうやらこれは土日や夏休み期間中のみのようだ。

看板を見るに今年7月18日から9月15日までは夏休み期間中として毎日やっていたようだ。訪問日は、9月16日。閉館日。平日は機械の音だけが鳴り響く施設だった。


ph試験紙をくれるくらいはできるかと一縷の望みをかけ、看板に書かれた地図に従ってバキュームカーのような車をすり抜けると、記事にも出てきた場所が見つかった。ところでこの車は何をしているのだろう。石灰の補給かな?

しかしph試験紙をくれる「百年石制作小屋」は閉まっていた。ですよねー。

湯川

とはいえ湯川のは平日には絶えるわけでもないし、石灰ミルクの投入は24時間365日態勢と聞いているので、それだけでも見にph試験紙を浸す場所に向かう。

……水?
濁り方やぬめり具合からして普通の水じゃない。というか温かい。温泉まんまだ。
これはすごい。温泉がそのまま流れているなんて思わなかった。草津の湯の別の側面を見た感じだ。


草津の湯は強酸性。それがそのまま流れる川というのは、近づきがたい存在だ。死の川と言われるのも道理だ。まず苔が生えていないのだから。
強酸性は鉄やコンクリをも溶かすので、建築物にとっては厄介だ。よく見ると護岸がコンクリートじゃなくて石でできていることが分かる。護岸するのに大変な苦労が要ったろうなあと思う。
人にとっても厄介な存在は同じで、直接川の水を触れないように警告がたくさん書かれていた。実際触れたら皮膚がごわごわするので保湿剤が要る。


石灰ミルクは、記事のように欄干下からたらたらと垂らす感じでなく、護岸の中にある管から勢いよく吐き出されていた。あの垂らす光景は見世物なのね。石灰ミルクを奔出する光景を動画でどうぞ。

川下のほうを見ると、左側は石灰ミルクで右側は温泉という奇妙なコントラストになっていた。川を下って品木ダムに着くまでに混じるのだろう。


とにかく予想だにしていなかった存在があるということを知って驚きだった。

品木ダム

記事ではバスクリンのようなと形容してたダムをちらっと観に行った。

あーバスクリンだ。この明るい緑色は普通の川だとみられないので、静かに湛えるのも相まってかなり不気味。
圧巻されつつ次の目的地へ向かう。