丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

SMTPはGmailじゃなくても全然よかった

今までウェブメール主体だったのをメーラーに移してゆくにあたって差し障ったのがプロバイダーのメール。問題点は二つ。

  1. POPでしか提供されないから、複数マシンで受信すると開封状況が同期されない。
  2. 送信済みメールがそれぞれのマシンに蓄積されて共通化されない。

いずれも基本的なPOPでしか提供されないことによる問題。フリーメールはIMAPだのMS Exchangeだの言っているのに、不便でしょうがない。
とはいえ文句言ってすぐ直るものでもないので、対策せねば。

Gmail経由

プロバイダーのメールボックスは容量無制限の代わりに保存期間があることから、Gmailに転送して保管していた。受信はメーラーからGmailIMAPで接続すれば問題ない。
送信をどうすればよいか悩んでいた。それは、SMTPサーバーをsmtp.gmail.comにしてしまうとFrom欄が虚偽になるから。なぜSMTPサーバーをGmailにするかといえば、送信済みメールをGmailに保管したいから。
ただ、考えすぎだった。送信済みを別のサーバーにしても、送信済みトレイとの接続はIMAPなので送信すればきちんとGmailに格納されると判明した。

フロー図

この気付きで、ほぼ理想的な運用系統ができた。

Thunderbird/Sylpheedで見る場合
  1. プロバイダーからGmailへ転送される
  2. GmailIMAP接続してThunderbird/Sylpheedが受信する
  3. 返信を書く
  4. プロバイダーのSMTPサーバーへ接続して送信する
  5. 送信済みメールIMAP接続でGmailに格納する
Gmail公式アプリで見る場合
  1. プロバイダーからGmailへ転送される
  2. アプリで受信する
  3. 返信を書く
  4. Gmailが代行してプロバイダーにSMTP接続して送信する

感想

IMAPが便利すぎる。SMTPサーバーを別指定して好きなメルアドで送信するのはIMAPが受信(=フォルダとの同期)を専らにすることを念頭に置かれているから。
これでプロバイダーのメールも面倒なく回せそうだ。