丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

柏そごうを畳んだ後の見通しが明らかになりました

新聞各記事で報道されました。
www.sankei.com
www.asahi.com

平成24年にあった浅草松屋の縮小が近いのでしょうか。浅草松屋が退いた跡には東武鉄道がEKIMISEを開きました。今回の場合は続けるフロアをSCに転換した上で、残りのフロアを公共施設にするという心積もりでしょうかね。

土浦のURALAみたいに駅前商業施設の跡に公共施設を入れるのはセオリーですが、どうなりましょうか。柏は市外からの来街者が多い町ですから、市役所というのは最終手段ではないかと思います。
DayOneへの入居を断念したと噂に聞く図書館移転はアリだと思うのですが、予備校との連携をしたり大学のサテライトキャンパスを設けたりといった柏ならではの付加価値が欲しいところです。

あと新聞に全く載らないのが、プラザ館とアネックスです。プラザ感は心配しませんが、現状でも空き床が埋まらないアネックスが思いやられます。
柏駅西口北地区再開発に合わせて駐車場をアネックスの場所に移してきて跨線橋を車も通れるものに架け替えてもらえたら国道側からも来やすくなって便利だと思うのですが、いかがでしょうかね?再開発が何年先の話か見えませんが……。

ともあれ、「行きたい」「行かねば」と思わせる何かが要るのは間違いありません。柏そごうがここまで落ちたわけは

  1. 百貨店業界の凋落
  2. 周りにショッピングモールがかなり増えた
  3. セブン&アイの百貨店経営センス

が挙げられますが、この他にも

  • 平成11年に柏駅南口ができた

というのも大きいと思います。丸井柏店*1の開業と合わせて駅前の求心力が南側に移りつつあります。これが直に響いたのが柏そごうとサンサン通りだと思います。

並みの店子でこの逆境を跳ね返せるとは思えませんので、どのようなテナント構えにするか若干ドキドキします。ひょっとしたら髙島屋やマルイに真っ向勝負を挑んでレッドオーシャンになるかもしれませんし。

*1:平成28年秋にモディ柏へ転換予定