丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

ネットで頼んで柏の本屋で受け取る

本自体はあまり買わないのですが、買うときは本屋かコンビニで受け取るようにしています。町中の書店を応援する気持ちと平日は宅配便の営業時間内に家にいないからです。

そういえば近頃、柏駅文教堂八重洲ブックセンターも、そしてウィングブックセンターも消えて寂しくなりました。ちょっとばかし書いて応援したいところです。自分用の備忘を兼ねてまとめてみます。

トーハンか日版か

出版社と書店を取り次ぐ取次によってサイトが変わります。トーハンe-hon、日版はHonya Clubというサイトを運営しています。町の書店がどちらから本を仕入れているかによって、どちらのサイトで注文すればよいかが変わってきます。
www.e-hon.ne.jp
www.honyaclub.com

柏市内で受け取れる本屋一覧

柏駅→西柏方面→南柏方面とまとめています。だいぶ減りましたね。。

サービス 屋号 店舗名 住所 商店街・商業施設名 営業時間
Honya Club 浅野書店 柏1-1-20 スカイプラザ柏 B1F (2階はビックカメラ 10:00-20:00
e-hon 新星堂書店 柏店 柏1-2-31 二番街 新星堂カルチェ5 3階 10:00-21:00
Honya Club 東武ブックス RedWall 末広町1-1 東武柏駅構内 07:00-23:00
土 08:00-22:00
日・祝日 09:00-21:00
e-hon KaBoS ららぽーと柏の葉 若柴175 ららぽーと柏の葉 3階 10:00-21:00
e-hon くまざわ書店 柏店 大山台2-3-1 モラージュ柏 2階 10:00-21:00
Honya Club 未来屋書店 柏店 豊町2-5-25 イオンモール柏 2F 09:00-22:00
e-hon オークスブックセンター 南柏 南柏中央3-2 キュア・ラ 2階 (1階はカスミ) 10:00-24:00
e-hon 文教堂 新柏 名戸ヶ谷888-1 PAZ新柏 2F (1階はヨークマート 10:00-24:00
Honya Club すばる書店 青葉台 青葉台2-17-31 10:00-24:00

コンビニ

セブン-イレブンセブンネットショッピングは店内にもポスターがありましたし、知っている人は多そうです。あと、ローチケHMVはローソンの関連会社ですが、ローソンとミニストップで受け取りができるようです。まあ、ローソンとミニストップでしたらAmazonでいいと思いますが……。
7net.omni7.jp
www.hmv.co.jp

「常磐線中心主義」をよみました

この記事を目にして、「常磐線中心主義」という本を読みました。

wedge.ismedia.jp

上京してきた人にとっては首都圏で一番耳馴染みが無かろうと思われる路線。実際に沿線に住まう身からしてもそうだろうと思います。そうしたイメージをしっかり描き出した上で語りを始めています。

数字などに表れないそうした空気を描き出すのは地元の人でなければ違和感を覚えるものですが、この本の著者はそれぞれ章ごとに地元出身の方を起用しています。

ですから、私の地元柏のチャプターでは「ああ確かにそういう面あるよね」「そういう活動していたんだ!」ということが素直に頭に入ってきますし、よその地域もそうなんだろうと思うことができます。

この本の目的は、等身大の承認か

読み終えて感じ取ったのは、著者の「危機感」でした。

「東京の下半身」という言い方をこの本ではしています。「特段のイメージの無さ」とは裏腹に、茨城県では農産物の最大の出荷地としての役割を果たし、生活に最も欠かせない日用品―――電気の生産地でもあるからです。

そういえば、小学校の頃「近郊農業」という単語を社会科で習ったことを思い出しました。

けれど、常磐線沿いの人はそれに不満を持つわけでもなく、ブランド化=イメージが作られないこと自体がブランドであるとこの本ではいわきの蒲鉾の一件から主張しています。

しかし、そのあとに続くのは、富岡駅の語り。常磐線の物語は平成23年以降必ず福島第一原子力発電所の一件を絡めて語られるようになりましょう。

そうなるとどういうことになるかと言いますと、

  • 東急線=アッパーカルチャー
  • 中央線=サブカル
  • 常磐線原子力被害

と首都圏ではイメージが固定されることになるのです。上野から仙台までの362.9キロメートルに対するイメージが漢字5文字で十把一絡げにされるのです。危ぶまれたことでしょう。

そうではなく、名の無い様々がこの路線にはある。もっと自分の目で見てありのままを見て等身大の常磐沿線を知ってほしい。そういうことが言いたいのだというふうに思いました。

手引きが欲しい

私としては、東葛五市に対するイメージはあります……が常磐線に対するイメージというとなかなか湧きにくいのが実感です。実際問題土浦以北へ行ったことがありません。

本から言いたいことは何となく分かりましたが、しかしイメージが確立されていない町をつぶさに見ていくことは時間的に難しいです。「常磐線のこと何も知らなかった!なんか知ろうとしよう」と思った場合に読者が知る取っ掛かりが無いのがどうにも手落ちな気がしてなりません。

しかし、そういうのはきっと別の刊行物が果たすべき役割なのだろうとも思います。この本は、あくまで常磐沿線に対する興味喚起を図るに過ぎないと思います。

では、要るのは何か。

これは喚起した後に何をするかによって変わりましょう。観光地化やブランド化がされていないのを悔やんだり悲しんだりするわけではなく、悪評がついて日常が歪められることへの回避が意図ですから、

  • 東京の重力圏内で淡々と暮らす人の物語
  • 暮らす中でのちょっとした嬉しい事・嬉しい物

というのが案内できる手引きがあればいいのではないかと思います。

上記の「案内できる手引き」の要件からは外れると思いますが、私鉄の場合は沿線の空気に触れられる沿線ガイドがあるので羨ましいです。

そうしたものが無いのも常磐線常磐炭鉱の炭を運ぶ大命を背負った国鉄の路線であることにちなむわけで、これも因果からでしょうか。

JR東日本松戸地区がこういうのを手掛けるとは思えないので、アートラインプロジェクトの皆様で作ってほしいなーと勝手に思ったりしています。むしろWeb版だったら作りたい。

柏の章での千葉県の存在の薄さ

常磐線中心主義」にもちらっと出てきた「あしたの今日子さん」。私はキャラクターの名付けに違和感あるんですよね。

名字が県内の市町村といいますが、普段常磐線やTXで通勤通学していたら思い浮かばない市町村ばかりで。
県の枠組みってそこまで意識する? という疑問を思ったりしています。

こういう見方からすると「常磐線中心主義」で柏のチャプターを違和感なく読めたのは、「千葉らしさ」が全く出なかったからかもしれません。

除染という地域に特化した問題という話題柄もあったと思いますが、それ以外でも千葉県庁の存在は完全オミットされていました。茨城県常磐線の通らない鹿行の特産品まで紹介するのとは対比的でよくよく考えると面白いです。

ですが、「千葉県」の存在の無いことこそ柏の日常ということで腑に落ちる書き方です。

ららぽーと柏の葉の場内アナウンスで「つくばみらい市からお越しの~」と聞くのもままあることです。卑近な話で言えば、小学校の頃の友人はご家族が取手市役所に勤めてました。 逆に私なんかは家具で困ったら、守谷のジョイフル本田へ行きますし、遊びでしたら新三郷やレイクタウンも考えられます。
東葛エリアは県境を越えて流動があるのです。

私の「あしたの今日子さん」への違和感は、近い常総・埼葛の地名がスルーされて遠い県内の地名が採用されていることだと思います。*1

常磐線に限らず、国道6号常磐道など東京と水戸や浜通りとの往来の途上に柏はあるのですから、県の枠組みを意識せずに沿線・沿道という考え方で進めていくほうが実態に即した見え方ができると思いますし、盛り上げるにせよ必要な考え方だと思います。

そうした意味で柏について現状把握するのにも良い本なのではと感じます。

*1:県内縛りは幕張へのオマージュを意図している気もします

MADOSMAを買いました

2月の布陣入れ替えから一か月がすぎて運用が落ち着いてきたのでまとめます。

概略

今まで主回線をガラケー(K006/au/京セラ)で副回線をスマホ(SH-06E/DoCoMo/シャープ)にしていましたが、スマホの破損により共に入れ替えることにしました。今は下のようになっています。

主回線 HTV31 HTC J Butterfly au HTC
副回線 MADOSMA Q501A OCNモバイルONE マウスコンピューター

久しぶりのWinowsのスマホ

サブスマホとしてWindows 10 MobileのMADOSMAを使うことにしました。Windowsスマホを使うのはAdvanced/W-ZERO3[es]以来なのでもう何年ぶりでしょうか。

Windowsスマホ向けのOSは7で一新したことを知っていましたから驚きはありませんでしたが、アドエスの面影なんてさらっさら無いなあというのがよくわかります。
スタイラスでちまちまスタートメニューを出していた頃と隔世の感がありますね。そんな10年も前の話じゃないはずなのですが。

Windows 10 Mobileの感想

Win32のアプリが動きませんので、ストアアプリだけになります。アップデートもストアアプリを開くだけでいいですし、個人的には楽ちんで助かっています。世間的にはWin32が動くことを望むのだと思いますが。

通知やバックグラウンド処理を設定アプリ一か所で入れ切りできる手軽さがすごくいいです。Androidだとアプリを一つ一つ起こして設定画面で切っていく手間が非常に煩わしいですし、ソフトウェアアップデートで気が付けば新機能の同期がONになっていたりしますから、アプリごとに管理というのは非常に手間なんですよね。疲れる。
これがiOSのように設定アプリで完結するのは非常に便利でして、後発品ならではという利点だと思います。

個人的に意外だったのが、MS EdgeがFlash同梱でないこと。iOSAndroidと同じくFlashサイトは見られません。パソコンのMS EdgeはFlash同梱なのになぜ……と思いましたが、スマホ向けサイトは最初からFlashを排除していますから、搭載しても無意味ってことなんでしょう。きっと。

MADOSMAのこと

あちこちで語られていますが、ひとことづつ感想を。

明るすぎる

明るすぎます。暗い所で見ると目が痛みます。

アプリが足りない

個人的にミイルのアプリが無いのが痛いところなのですが、ほかにもいろいろ足りていません。Windows 10 Mobileが普及して裾野が広がらなければアプリも増えていかないと思いますから難しいところです。

ワイドFMが使える

個人的にクリーンヒットでした。歩きスマホ予防と災害対策を兼ねてラジオが聞けるウォークマンでも買おうと思っていたところでしたので、これでAMラジオが聞けます。

日替わりBing壁紙が素敵

日替わりのBing壁紙は、Microsoft数少ない好きなものです。アメリカ時間に合わせてなのか、毎日16時ころに変わるので退勤後のささやかな楽しみになっています。

バッテリーの持ち

いろんな方の批評で驚くほどバッテリーが持つような表現があったので気になっていたのですが、欲しい通知を全てONにした状態だと私の場合は通知をほぼ全て切ったAndroid端末と同じくらいの減り具合でした。通勤と昼休みに使い倒して退勤時におおむね40%くらいという残り具合です。前評判通りではありませんでしたが、結構電池が持つ印象です。

通知音がデフォルトだと聞き漏らすおそれが高いです。LINEの会話に乗り遅れることしばしばあってどうしたもんかと考えあぐねています。

ボタン配置

電源ボタンと音量大ボタンがちょうど筐体の左右についています。音量ボタンと音量大ボタンはWindows 10 Mobileでスクリーンショットを撮る機能なので、無用なスクリーンショットがガンガン撮れます。ちょっとこれはダメ。

メールアプリ

Windows 10と共通。なのでIMAPで特殊フォルダのマッピングができません。いつになったら対応するんでしょうか、これ。

総評

Windows 10 Mobile、素はいいのですがまだまだチューニングが足りない印象があります。メインとして使うのはちょっとつらいです。
ただ、サブスマホにはちょうどいい楽しい買い物です。メインのAndroidをガンガン使って電池を空っぽにしてしまいますと帰り際改札が通れないかもしれませんから、私はサブスマホとしてサイトをだら見するのに使っています。

iOSもそうなのですが、通知が来ると楽しいです。バッテリーを気にせずスマホが使える時代が早く来ませんかね。

いま使うアプリ

ほぼSNSしか入れていませんが、現状こんなアプリを使っています。

アリオ柏の詳細が発表

ついにアリオ柏の詳細が発表されましたね。今年4月25日に開業するということで、ゴールデンウィークは賑わいそうです。

本当に公園を設けるとは

イオンに比べてイマドキの大型SCの展開が出遅れているセブン&アイですが、巻き返したいのか差別化を図りたいのか、新しい方向を打ち出してきたのが面白いなって思います。

11月に書いた記事で「一日中いてもらって」という意図があろうと書いたとおり、公園などもあって本当に買い物せずとも一日いられる施設になったようです。さすがにびっくりしました。「セブンパーク」の「パーク」って理念だと思っていたら、イベントなども催せる本格的なものを造るとは。

ただ、それと共に見えてきたのは柏中心街からの撤退です。柏そごうの閉店もそうですし、それに影響されてかタワーレコードもアリオ柏に移ります。柏タイムズの中の人のツイートにもありますが、自社内での食い合いを避けるべくの閉店という見方があります。私も同様で、これが三越伊勢丹やJフロントだったら閉店しなかったのではと思います*1

逆張り

ここで気になるのが、近頃の首都圏のショッピングセンター(SC)の動向です。近頃のSCは、特に柏のあたりは新線建設・新駅設置の影響もあって、

と駅前に郊外型SCを建てるケースが多いです。

これは電車利用と車利用の両方を取り込めるというメリットがあるんですよね。このメリットを利用者からしてみた場合、

  • 天気・買うもの・気分次第で車で行くか電車・バスで行くかを決められる
  • 車を使う人と使わない人とが落ち合いやすい

というメリットになります。

ひるがえって駅からアリオ柏は00年代から続く郊外型SCに肉付けしたものです。駅からシャトルバスが出ていますが、車が前提の立地です。上記のメリットは手に入れられません。そういう地にSCを建てるのは、まるで逆張りを試みているかのようです。

柏そごうの閉店はそんな逆張りに対する不安を解消しようとする動きにも見えます。

イオン

そういえば、昔沼南にイオンができるという話を聞きました。場所はまさにアリオ柏が建つところです。

blogs.yahoo.co.jp

maksonet.blog.so-net.ne.jp

裏が取れていない噂のようですが、この土地を開発する案件だけ先にあったとすれば、逆張りみたいな形になるのも理解できます。

のるかそるか

柏駅前は新鎌ヶ谷やおおたかの森のようにじわじわと影響を受けるのだろうと思えば、そごうの閉店というドラスティックな影響を受けることになりました。

柏駅前は、そごうの跡地をどう利用するのでしょうか。

アリオ柏は逆張り設計が当たるのでしょうか。

11月に日記記事を書いた時点ではわくわくしていましたが、今時点ではどきどきしながら開業を待っています。1年後、柏はどうなっているんでしょうね。

*1:まあ、そごうじゃなければ駅前にお城のような建物は建てなかったでしょうが……

柏そごうの閉店

いつか来るんだろうと思っていましたが、西武春日部店の閉店の余韻に浸っているうちにその報せに接するとは思いませんでした。

www.sogo-seibu.jp

反応まとめ

感傷・驚愕

mkoike.blog.so-net.ne.jp

oji-2406-go.tea-nifty.com

思索・考察

toshoken.com

toyokeizai.net

www.apalog.com

ameblo.jp

www.nikkan-gendai.com

次の柏を期待したい

あの三角窓の「お城のような百貨店」は柏の顔です。駅東口を出たら三角窓が聳える景色は柏の日常風景です。それが無くなるのかもしれないと思うと今でも信じられません。

しかし私としてはデパ地下を年に数度利用するだけの百貨店でしたので、あまり地上階の印象がありません。またそごう方面へ向かう人の少なさも感じていましたので、閉店という結果には納得がいくものがあります。

さて、髙島屋と対をなす東口の玄関口をがらんどうにしているわけにもいきません。閉店というドラスティックな出来事が起こるのですから、いっそのことゼロベースで何が駅前にあるべきかを論えれば良いのかなと思っています。
ま、そごう・西武が跡地をどう使うかにもよると思いますけどね。

私としては、駅出口から若干遠いので、メディカルモールなどの行く必要のある施設を持ってきてくれるといいのではと思ったりします。市立図書館新本館とか。

あの頃のそごう

北柏の周辺」という柏近辺で古くからやっている地域情報サイトがあるのですが、その管理人の方による21世紀記念イベントの様子の動画がありました。


柏そごう からくり時計-21世紀カウントダウン

催し物を撮った動画という点は考慮するべきですが、そごうは東口の顔であり、ダブルデッキは「広場」であり、人の集まる場だったというのがよく実感できます。
(というか、梅林堂のあたりで花火を上げてたんですかね、最後のほう……)

Luvbook水没事故調査報告

メインパソコンであるMouse ComputerのLuvBookを壊してしまったので原因と対策をまとめました。

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経緯

先月の土曜日、布団でまどろんでいたところ、パソコン脇に置いてあったスマホが俄かに鳴り出しました。 ただ、機種変更したばかりのスマホには慣れていませんでした。どのボタンを押せばよいかを見ようとどぎまぎしながらググッと液晶を顔に寄せたところ、充電ケーブルでコースターのマグカップが浮き上がり、マグカップが倒れてパソコンのキーボードにお湯がかかってしまいました。

機材

現場風景

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中央にパソコンを置いていました。左側の液晶手前に倒したマグカップがあり、その下にケーブルが這っているのが見えます。

要因

あわてふためき

2月にスマホを割ってモバイルの布陣を改めましたが、改める前は

という棲み分けをしていました。また、通話はガラケーにまとめていましたから、電話が鳴るとすれば枕元で鳴るはずでした。このルールに基づけば、布陣を改めたことにより机で鳴るようになるのですが、それに気づいていませんでした。机で鳴ったことに慌てたのです。

慣れないUI

更に機種変更したばかりでHTC J Butterflyで電話を取ること自体がほぼ初めてでした。スマホで電話を取ったこと自体は、ガラケーのサブとして使っていたスマホAQUOS PHONE ZETA)であります。ただし1回~2回程度で、もっぱらガラケーで電話を受けていました。スマホの電話アプリに慣れていなかったのです。

AQUOS PHONE ZETAの着電画面はこのようなものです。日本語で「通話」「拒否」と書いてあって指が中央にありますので、指を中央に置いて右側へスワイプさせれば通話を始められると分かります
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一方HTC J Butterflyでは「電話に出る」「拒否」だけ。これをどうスワイプさせればよいかの明示はありません
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この違いに戸惑いました。タップすれば良いのか、あるいは上か、下か……分かりませんでした。(正解は上)

電話が鳴る前は布団でまどろんでいましたから、机に向かうのと見慣れないUIを理解するのに悩むのに結構時間を費やしました。そろそろauお留守番センターへつながる時間になりそうでした。

早く電話を繋ぐべく、UIを早く理解しようと目に液晶を寄せたのです。それによって机を這っていたケーブルが浮き上がり、コースターを傾けさせることになりました。

二日酔い・寝不足

昼にまどろんでいたのは、前の日に酒を飲んでいて二日酔いになっていたからでした。さらにこの時は昼飯をとった後でしたので、余計に眠たくなっていました。これでUIを理解するのに時間を要するようになっていました。

仮設ケーブル

布陣の変更により、充電場所などにも変更が起こっていました。

スマホガラケーの運用だった頃は枕元と机の上に充電ケーブルを1本づつ用意し、寝るときと起きているときで充電場所を使い分けていました。

ところが今回の布陣変更でスマホ2台という運用体制になりましたので、枕元に2台分のケーブルが要ります。そうすると机の上からは充電ケーブルが1本も無くなる事態になりました。

これでは充電できず不便ですので、机の上用のケーブルを後で買うことにして、それまでの間はiBuffaloのリール式USBケーブルでしのぐことにしたのです。

このケーブルは旅先での持ち歩きを考慮して、軽く細く、しなやかな造りをしています。この特性によりコースターの下側に潜り込んでしまっていました。

コースター

しかし、普通のコースターであればコースターの下に何かが回り込むということはありません。

よくよく見ると、パラボラアンテナのように歪んでいることが確認できました。使い込むうちにマグカップの外側に着いた水分を吸っていびつになっていたのです。これによってコースターの縁が机から若干浮く形となっていました。

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常用しているうちには気付かないほどでしたが、旅先用の細いケーブルは十分に潜り込めるほどのものでした。

置き場所

しかし、そもそもマグカップとスマホとを隣合せで置かなければ問題は起こりませんでした。机の上の配置にも問題があります。

もともとスマホ1台体制の時はタブレットの裏手(現場写真の右側のフレーム外)に置いていましたが、旅先用ケーブルを使う兼ね合いからケーブル長の問題でそこまでケーブルを引っ張れませんでした。これにより画面左手に集中することになりました。

結論

急速な運用変更により備品類の整備が追い付かない中、旅先用充電ケーブルを代用することで不安定なコースターをひっかけやすくなっていたところ、不慣れなUIを理解しようとことに伴うスマホの無理な引張により充電ケーブルがコースターをひっかけ、マグカップを横転させてキーボードが水をかぶり、パソコンが故障した。

対策

備品変更

充電ケーブル

調達を前倒しで行い、太くて短いケーブルに置き換えました。短いケーブルにしたのは、机の上での取り回しを不便にすることで、ケーブルを抜いて操作するよう強いるためです。

コースター

コルクのものからプラスチックのものに置き換えました。

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手前のもの。

運用変更

更に安全を図るべく、スマホ置き場を設けました。ACアダプターのすぐ裏手に設けることで、安全と充電の容易性を確保しました。

ノートパソコンの取り扱い

スリープ状態だったパソコンは水をかぶって動かなくなりました。その後の対応に誤りが無かったかを検証します。

水没時の対処は問題なかったか

水没後にやったことは下の通りです。

  1. 電源を抜く
  2. バッテリーを抜く
  3. ノートパソコンの裏側を、外せるだけ外す
  4. ドライヤーの冷風をあてる
  5. 半日ほど乾かす

水を乾かせば復活する場合もあるという話を小耳に挟んでいましたので、できるだけ復活してくれるよう素早く行いました。マウスコンピューターのマニュアルには水没時の扱いは書いていませんでしたので、上の流れは漏電対策→短絡対策→復活策ということを意図して行いました。

Yahoo!知恵袋を見るにおおむね私のやった手順に問題はなかったようですが、乾かしはもっと長くしたほうがよかったようです。

半日ほど待って起動を試しましたが、電源系がやられたのか、うんともすんとも言わずじまいでした。

パソコン修理

どうしようもなかったので、マウスコンピューターのダイレクトショップへ持ち込みました。2週間ほどたった先週土曜日にようやく戻ってきました。

修理代は23,911円です。店員から「買ったほうが安いかも」とおどかされていましたが、思ったより安かったです。

ハードディスクは無事でした。ただ、無事ならば無事で、ブラウザやメーラーなどが覚えているパスワードを全て書き換えるのに週末と週初めの帰宅後の時間を使う羽目になって骨が折れました。疲れた。ほんと疲れた。

振り返って

自分のしでかしたことですが、「どうしてこうなった」という感が強かったので、第三者目線で検証してみました。

振り返って思うに、「代用」とか「不慣れ」とか「変更」って事故の前触れだなと改めて思います。一つ一つはなんのことはない些細なイレギュラーでしょうが、こういうのが積み重なると大事故になるんだと思います。

今から言えることは、ちょっとした間に合わせだとしてもしっかり後先考えろ、ということでしょうか。

スマホを落として割ってしまったので原因と対策を考える

SH-06Eを先日落として割ってしまいました。振り返って原因と対策を考えてみます。

経緯

スマートフォンはいつも鞄にしまっていて、必要時に出すようにしています。使うときにはストラップを指に絡めて使うようにしていました。

この日は家へ向かって歩いていて鞄から出そうとしたところ、手からぽろっとこぼれてしまいました。あまりにあっけなかったものですから慌てることもなく、「あ......」という感じでアスファルトへ落ちていったのを覚えています。

拾い上げてみると筐体の右下から中央にかけて蜘蛛の巣のようにひびが入っていました。 f:id:wind_sky86:20160220184242j:plain

ひびが入った液晶を見たとき、「え?なんで?」というのが第一印象でした。ショックはありませんでした。3年も使い続けると傷が山ほどついていてそれほど惜しくはなかったから、ショックを受けることはなかったんだと思います。
あとSH-06Eは結構頑丈で液晶からびたーんと落ちても割れなかったことがありましたから、「どうせまた割れんのだろう」という予断もありました。

それだけに蜘蛛の巣のようにひびが走った液晶が目に入ってきたとき、なぜ今回だけ割れたのかと戸惑いました。

原因

ひびの入り方は、右下が最も細かくひびが入り、そこからだんだんと画面中央にかけてひびの本数が減って言っています。これは右下が最も強く衝撃を受けたということ。スマホは鉛直方向に落ちたようです。

右下の角がアスファルトに当たり、その衝撃が筐体全体に及んだように見えます。ガラスが歪んだことでその歪みの一番大きい所から割れていったという有様なのでしょう。

他の時に割れなかったのは点で落ちずに画面全体や辺などで落ちたから割れなかったに過ぎないように感じられました。平たく言えば今回は打ち所が悪かったのです。

落ちたのは

落とした原因は記憶しているとおり手から滑り落ちたこと。手から滑り落ちたのは、きちんと鞄に目を落とさずにスマホを取り出そうとしたことです。きちんと見ながらスマホを持てば持ち方が危ういことに気付けたことでしょう。
歩きながらスマホを見ようとしたことが問題なので、どこかで立ち止まって見るようにすれば良かっただけの話です。

また、そもそもとしてスマホを裸で運用していたこともリスクの一つでした。 SH-06Eを裸で持っているうちにカメラレンズに傷がつきました。これは、おそらくSH-06Eはカバーで覆うことを想定しているからでしょう。なんのカバーをもしていない筐体はサラサラで手から滑り落ちやすかったのです。

なんの対策もしていなかったのは、壊れても差し支えない、一括0円で買ったものだから多少雑に扱っても心残りがないからと思っていたからでしょう。そこに予想以上の―――運用不可能な事象が起こったというのが今回の出来事です。

対応・対策

スマホを新しくしました。2月にはケータイの布陣を改めようと思っていたところでしたので、一気に布陣を改めました。

新しくやってきたスマホはHTV31 HTC J Butterflyです。今度はうっかりどの方向に落としても大丈夫なよう、手帳タイプのカバーを買いました。分厚くて信頼が置けそうです。 f:id:wind_sky86:20160306223353j:plain

費用

標準価格は6万円超ということで、不意の出費にそうも払いたくないという感じでドキマギしていました。ポイントをすべて投げ打ってなんとか穏やかな金額で済ませることができました。

費目 金額
売値 64,800
機種変更キャンペーン -16,200
au Walletポイント -24,983
ビックポイント -7,145
合計 16,472

なお、カバーは3000円程度なので対策費は総額2万円程度になりました。

感想

iPhoneが割れた画像が山ほどネットに上がっているのをよく見かけますがなんだか対岸の火事のように思っていました。今回ので自分もそういうことやるんだなと思ったのと同時に、それで焦る自分にも驚きました。0円スマホということで割と雑な扱いをしていましたが、その0円スマホに重きをかなりおいていたんだなと実感しています。

その一方でiPod touchもあって情報収集・発信に支障は無くて安心できました。控えのデバイスとしてiPod touchがあって助かりました。回線と端末の多重化はいいですね。