丘と谷津の硲に憩う

あちこちほっついて身に覚えたことをしたためようと

自転車置き場にて

日曜日もそうだった。
誰だか知らないが、私の自転車を逆さにする奴がいる。しかも、無作為じゃなく、個人攻撃だ。日曜日と今日にあった上に他の自転車は無事なんだから。おまけに、籠においてあったレインコートが自転車置き場の地面に散っていることを踏まえても、物盗りじゃない。
問題は、誰がこんな嫌がらせを犯したかという犯人特定とその動機だ。私、なんかしたか?フロアの最前線に立つゆえ、色々と真っ当な叱咤もあれば意味不明な八つ当たりもあるが、恨みを持たれるおそれってそうは無い。怪しいと思えば誰にも容疑がかかり、逆を思えば誰にもかからない。んー…困った。
こう思考の袋小路に佇むところで犯人が現れたら想定外の動機を語られようけど、残念ながら現れそうにない。だって、自転車を倒立させるという陰湿な業をしでかす輩がレジの眼前に立って堂々と怒りを表すという想像はとてもできない。伝票の切れ端に「死ね」と書くのが関の山じゃなかろうか。
…と軽んじてみたが、怖いことは怖い。とりあえず、誰も通りそうにない暗い路地を走ってみて、追っ手(=stalker)はいないみたいと判ったけど。