ウィルコムが失速

ドコモはもういい。
ウィルコムがついに失速した。主因は法人の鈍化。そこを個人でカバーできなかったということは、コンシューマ市場ではソフトバンクとイーモバイルに挟み撃ちされた形で足掻けなかったということか。
安さと低電磁波を謳うウィルコムだけど、低電磁波は医療関係などの狭いパイしか狙えないから影響は大きく出ない。「安さ」が霞んだのが大きな影響だろうなぁ。
ウィルコムとしてはこの純減はどうなのか。アリかナシか。
ウィルコムとしては、ビジネスマン向けが主なのだろうか。フルブラウザを中心にしてPOP3/SMTPを備えるとあればそうなんだろう。そう見れば、このラインにそぐわない人を吐き出して適正水準へ落とす作用が働いた、ともいえそうだ。
ただ、WX320KRなどは明らかに個人客を向いているように思える。あと、24時間話し放題などを見ても明らかに個人客向けだろう。とすれば、今の商品/サービスに魅力が無いということになる。イマドキカメラがある機種と無い機種があり、FeliCa(おサイフケータイ)には一切対応せず、赤外線通信できる機種も限られ、そもそもアンテナがあるから取り出しにくいし、アプリもあまり揃ってないし…で、他の三キャリアと見劣りがするのはぱっと見で明らか。
後者の方針で進むとあれば、この純減を十分気にかける必要はあるだろうし、傍から見ても先行きを心配せずにはいられない。前者だったら今回のは大して気にせず今後のなりゆきを見守る必要がある、だけにおさまる。
つまり、方針がぶれてるってこと。どっちかに集中したほうがいいんだが、どっちつかずは一番やばいんじゃないかな。
…と深夜の戯言だと思ってください。