Windows 10を入れてみた
先週の騒動に駆られてWindows 10 Insider Previewをつい入れてしまいました。とはいえ初物は怖いので、押し入れでほこりをかぶっていたノートパソコンを登場させてのインストールです。ちょこちょこいじったので感想をまとめてみます。
入れたパソコンは、7年前のパソコンでスペックは下記です。
CPU | Celeron 560 |
メモリ | 2GB |
サクサクさ加減
Ubuntuより若干軽めです。これは動きのエフェクトの影響でそう感じさせるものかもしれません。
復活したスタートメニューがぬるっと現れてくるのはWindows 7から乗り換える人には違和感あるかもしれません。Windows 8から続く動作時のエフェクト重視の姿勢が感じられます。とはいえ、フラットに全面的に振り切れたWindows 8と違ってシースルーになっているなど“揺り戻し”も感じられます。
メモリ
メモリが2GBのパソコンなので32bit版にしたのですが、初期状態で600〜700MBを食っていました。Ubuntu 14.04 LTSよりちょっと多めです。
デバイスの認識
概ね認識できましたが、タッチパッドの右クリックができなくて困りました。Synapticsできちんと設定したのですが言うことを聞いてくれませんでした。
WindowsはLinux系のようになんでもかんでもOS側でやってくれるわけではなかったですね。Windows 10に上げるときはデバイス周りのサポート状況を確認しなければいけません。
マルチデスクトップ
Mac OS XのMission Controlっぽくて素敵です。思わずF3キーを押したくなりました。
ここからデスクトップを増やすこともできるので、これでAlt+Tabキーを押したときにウィンドウ一覧ダイアログが液晶全体を覆うこともなくなるのでしょう。
メール
慶祝 POP3復活!……ってWindows 8がおかしかっただけなのですが。
逆に、Windows 8ではできていたIMAPの特殊フォルダ設定ができなくなっています。「送信済み」「下書き」などの特殊フォルダが指定できないので、このままではYahoo!メールなどは送信済みフォルダが二つ設けられることになります*1。
Insider Hubで要望が上がっていたのでMSに認知されていることを期待しつつ、正式リリース時には復活することを望みます。
Project Spartan(仮称) / Microsoft Edge(正式名)
ユーザーエージェントがChromeまんまで吹き出しました。隅っこに「Edge」って一応ありましたが、これは……。
IE専用サイトを見つけられなかったのですが、定例で見まわるサイトを見る限り崩れは無かったです。Edgeの正式リリース時に改めて検証入れたほうが良いでしょうが、現時点ではIE11・Firefox・Chromeで動作確認を取っていれば大丈夫そうな気がします。
IEの良い所である起動の早さとメモリ食いの少なさはきちんと引き継がれています。スペックが低めのパソコンをお使いならばEdgeはお勧めできそうです。
このあとUbuntuとの多重起動をしてからサブマシンとして使う用意を整えようとしたところ、ファンが壊れて必ず熱暴走するようになりました。この為Windows 10は正式リリースまで待つことにしました。